クリッカートレーニングのNG集
愛犬とクリッカートレーニングを始める時に考えられる『困った問題の解決策』や「それをやったらNGですよ』ということについて書いてみます。
音に敏感な犬の場合
もしあなたの愛犬が音に敏感に反応する(パニックまでいかなくても、怖がる・緊張するなど含め)タイプなら、初めてチャージングを行う時は注意してください。
うちの先代🐶🐶(シェルティ女子&グロ女子(笑))は雷などでパニックになる音響シャイでした。しかしクリッカー(しかも音の大きなボックスタイプ)の音に関しては、大好きなおやつと対提示(条件づけ)されてるので大好きな音として認識されてました。
しかし中には、室内のちょっとした音(食器を置く音など)に緊張してしまう犬もいます。本来はパピー時代からあらゆる音が怖くない(良い印象を持ってもらう)という社会化トレーニングをしておくべきなのですが、それは今は置いておいて...そういう犬の場合、クリッカーの音に緊張してチャージングがうまくいかなくなる可能性もあります。解決策として
(1)音の小さなクリッカーを使う
ボタンタイプのクリッカーは音が小さめのものが多いです。ボックスの場合、金属部分にゴム(練り消しゴムみたいなもの)を貼ると音がマイルドで小さくなります。
(2)クリッカーではなく『言葉(Yes・そう)のマーカー』を使う
無理してクリッカーを使わずに『言葉のマーカー』を使ってチャージングや簡単なシェーピングゲームなどをしていくうちに、犬がそのゲーム(クリトレは犬にとっては楽しいゲームであるべきです)のルールを理解していきます。その後にクリッカーを使ってチャージングをすると「これはあのゲームをやるための音なんだ」とワクワクの感情が勝って音への恐怖心が消えてしまうケースが多いです。もちろんそのまま言葉のマーカーだけでトレーニングをしていってもOKです。
※そこまで気を遣わなくても大丈夫だと思うけど、ちょっとだけ心配という場合クリッカーを持つ手を背中に回してチャージングをしてみてください。
チャージングの注意点については、動画deクリトレ講座(1)チャージングで確認してくださいね。
クリッカートレーニングNG集
(1)クリッカーの音に慣らすために嫌がる犬の近くでクリッカーを鳴らし続ける。
クリッカーの音に嫌なイメージがついてしまいます絶対にやめましょう。顔の近くで鳴らすなんて間違ってもやらないでくださいね。
(2)クリッカーを連打する。
正解をマークする時にカチカチカチカチクリッカーを連打すると、犬はどの行動(瞬間)をマークされてるかわからず混乱してしまいます。クリッカーのお約束1クリック1トリーツも出来なくなってしまうので気をつけましょう。
(3)クリッカーを鳴らすだけじゃなくやたら話しかける(笑)
クリッカーを鳴らす以外に「そうそうそれでいいよ」「おりこだねー。すごいねー。頑張って」など犬を励ますつもりで話し続けたら(2)のクリッカー連打と同じで犬は何に正解を出されたかわからなくなってしまいます。(トレーニングの終わりにクリックした後に「よく出来たね」「Good」と言いながら報酬を与えるのはOKです。
(4)クリッカーの音が好きになったからと「リコール(呼び)」の合図にしない。
これはけっこう見かけることがあるのですが😅 クリッカー鳴らすと犬が飛んで来るからと来て欲しい時にクリッカー鳴らしてリコールの合図には絶対にしないでくださいね。その使い方をしていると、クリッカーの音=RecallCue(呼びの合図)になってしまいます。
とりあえず初心者が間違ってしまいがちなところを書いてみました。
動画は貯金犬でNG集を撮ってみたもの(おまけ付き( ̄▽ ̄))
かなりデフォルメしてますが...
一部メンバー達のウケ狙ってみました💣
この動画撮ってた時のフィーリと👿の冷たい目が...(爆)

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