無駄吠え (9) ※時には回避することも※

実はこの記事の他に数個「下書き保存」のままの記事まで発見してしもーた

↑は後日こっそりupしとこ(核爆)
ちょっと間があいちゃったけど


この記事の最後に書いたリーラの興奮吠えについてです。
アジ競技会場などでは多くの犬がいるにもかかわらず吠えないのに、なんで近所の公園散歩で出くわすワンコには激しく吠えるんだろう...当時その謎を解こうと必死にいろいろ考えました。でも答えは出ませんでしたね。
それから数年後、何で答えが見つからないかに気づいたんです。
原因を”他所”に求めていたからです。
原因は『自分がリーラの吠えを強化していた』だったんですね。
アジ練(麻呂のお供)などの場所やオフ会などに関しては、リーラがパピーの頃から通ったり参加したりしてたので彼女は慣れていたんですよね。だから吠えることもないし、そういうリーラをずっと見てきたから私の心も彼女が『吠えない』と信頼出来ていた。
普通のお散歩に関しては、リーラは慣れてなかったんです。リーラが生後7ヶ月まで住んでいた借家は、私道の行き止まり@しかも砂利道で、我が家より奥の家は夜遅くまで帰ってこない...つまり郵便屋さんや宅配が来ない限りは誰も来ない...ある意味ご近所ドッグランになっていたので、平日の仕事の日はフリーで遊ばせたり簡単なトレーニングしたり、そして週末はアジ練や競技会。だから日常のお散歩体験がほぼなかったわけです。
そして新築して引っ越した今の我が家で初めてお散歩するとき、リーラにとってはそれが初体験で、だから興奮しちゃっていたってことに気づいてあげられなかった。
それでも、興奮して吠えた時にちゃんと対応していれば「吠え」を強化することはなかったはずです。私が当時やってしまったのは、吠えながらお散歩ワンコに突進しようつするリーラのリードを引き寄せて「ノー」と怒ってしまったこと。
リーラとのオビディエンスはクリッカーなど使った陽性強化で、ヒールワークもチョークなどは一切使わなかったけれど、犬が自分自身で引っ張ることでかかる首輪へのテンションが興奮度を上げてしまうとは知らずに、そのリードをさらに引いて「ノー」.....

それが近所散歩で知らない犬に対しての吠えを強化していたんだって気づいた時は、かなり悪化させてしまった後だったという...麻呂ちゃんの時と同じで気づくの遅いし

その頃には、例えば見晴らしの良い場所で100m位離れた所にワンコを発見しただけで吠える...という状況にまでなっていました。「吠えない距離で慣らせる」なんて状況ではなくなった。そう当時は思いました。そこで実行したのは...『ひたすら犬を回避する』
最近のフィーリの公園でのお散歩の様子を見てもらうとわかるように、幸い環境には恵まれていて、我が家界隈の公園はそれほど犬密度が高くありません。そこで私が常に辺りに気を配らせて「犬」を察知したらリーラが気づく前に違う方向に歩く。
↑これ、友人が「なんでわかるの?」ってくらい遠くにいる犬がわかるくらい鍛錬されましたよー(笑)
私って野生の勘が凄いかも?って当時ちょっと自慢だったけど...最近「あれってリーラのカーミングシグナル読み取っていたのかも」って気がつきました。耳やしっぽの緊張を読んでたんでしょうね。
もちろん、犬を避けて逆方向へ歩いたら違うワンコに...なんてこともありましたので、その場合は名前読んでおやつでコンタクトして気をそらすってことをやってはいたのですが....あろうことか、根気と忍耐がちょっとなくて(核爆)...つい、リードひっぱってしまったりと、中途半端な対応をしてしまったのがめちゃ反省点です。
余談ですが、最近気がついたんですよね。
リーラに興奮のスイッチが入りやすくした要因について。
リーラは私の服装で「これから起きること」を理解していた。
スーツ(主にパンツスーツだけど

「お仕事だからお留守番」
ジャージ上下にウェストバッグにトレーニンググッズ
「アジの練習や競技会」
なんとなくラフな格好と、簡単なお散歩グッズ。
「近所のお散歩」←他ワンコに会う〜!!興奮
そして私の気持ちがリーラに感染してたんでしょうね。
競技会会場や練習の場では他犬に吠えない。

ご近所のお散歩では必ず興奮して吠える。

昔の面影のない今のまったりリーちゃんもかわいいけど。
時計の針を戻せるなら、ちゃんと(根気と忍耐で)彼女と向かい合いたい。
この記事を読み返したらあらためてそう思った。
