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不死鳥になった麻呂(1)

風子

風子

ブログが冬眠中だった2010年の秋の出来事です。


2010年6月に15歳になった長女のシェルティの麻呂。
お年だし、ちょっと夏ばてぎみ?と思ったのが夏の終わり頃。

我が家で一番の食いしん坊な麻呂の食欲が少し落ちたのだ。
(たぶん他人には気づかないレベルの少し)

この『少し』がくせ者だ。かつて、リーラの子宮蓄膿症が発覚したのもこの『少し』からだった。

その嫌な予感が的中した。
食欲に異変を感じた2日後、原因がわかった。

麻呂は生後3ヶ月を目前に、自己免疫疾患によりしっぽから始まり全身の毛が抜け落ちていったのだが、同時に『口があまり開かない』という症状も出た。

ちょうどステロイド治療を始めた頃で、当時の主治医曰く「たぶん咀嚼筋筋炎だろう」とのことでした。(その症状は10日くらいでなくなったので確か詳細な検査はしませんでした)

食欲が落ちたように感じたのは『口の開きが悪くなった』のが原因だった。そのことに気づいた時には足下がふらつくようになっていた。最初に異変を感じてから3日目なので急激な悪化でした。

主治医の診断は「自己免疫疾患の多発性筋炎の可能性がある」とのことで血液検査をしつつ、とりあえず飲み薬で様子を見ることに。

ステロイド剤です。
案の定..薬を飲んでしばらくすると嘔吐。

生後3ヶ月から半年と少し。
ステロイド治療(当時は注射)するたびに吐いていた麻呂。

ただ、今の主治医はそんな麻呂の体質をわかってくれてますし、私の考えも尊重してくれていますので、しばらくは指示に従って様子を見ることにしました。


しかし...15歳という年齢的なこともあり、薬の効果も出ないまま、まるで急な坂道を転げ落ちるようなスピードで麻呂の症状はどんどん悪化していったのだ。



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