てんかんを持つ犬のワクチンについて
こちらの記事に関しては
黒歴史時代に書いたものをお読みください。
生後2ヶ月~狂犬病・3種混合
生後3ヶ月~狂犬病・3種混合
アラゴンは生後3ヶ月の時にベルギーからやって来たので
上記は全てブリーダーさんの元にいた時に受けたワクチンです。
そしてこれが現時点での彼の生涯ワクチン接種歴になります。
基本的な私のスタンス(考え)では、免疫力の低い子犬にはワクチンは打つべきでないと考えてます。混合ワクチンを打つのは最低生後半年を過ぎてから、狂犬病ワクチンは1歳ぐらい。(その月齢だったら絶対安全と言うわけではありませんが)
「ワクチン接種をしたら絶対○○に感染しない」と解釈してる飼い主さんがいますが、絶対に抗体が出来るわけではありません。個体によっては抗体が出来ないケースもあります。逆に、混合ワクチンの抗体が1年で切れると限りません。だから、2年おき(毎年でも)ぐらいに抗体検査をして切れてる種類だけを単体ワクチンで接種するというのが理想でしょう。もし抗体検査するのが無理であれば、なるべく単体に近い種類のワクチンを3年毎ぐらいでよしと考えてます。
でもそれは健康な個体であるという前提があります。
アラゴンは2歳直前に初めての発作を起こしました。セカンドオピニオンだった先生はホリスティックケアが主流でしたので「絶対にワクチンは禁止」というスタンスでしたし、地元のかかりつけでも、私のスタンスに特に反論もなく納得してもらえてますし「確かにワクチン接種の副作用として発作を誘発することもありますね」とおっしゃってました。もしアラゴンが現在まで定期的に混合ワクチンを接種していたら大発作を起こしていた可能性もあったでしょう。ワクチン(1)で書いた、シーズーのバターカップの当時の様子を思い出すとなおさらそう思うのです。
ですから、コメントをくれた方も含め、もし一緒に暮らしてる愛犬にてんかんという持病があるにもかかわらず1年毎に混合ワクチンを打ってるならば、勇気を出して先生に聞いてみてください。「混合ワクチンを打てるのは健康な個体だけじゃないんですか?」と。そして、一つだけの意見に(かかりつけの先生)だけに執着しないで幅広い視野で情報を集めてください。
田舎に住んでるから近所に獣医さんが少ないから。
という意見を見かけることもあります。
少し脱線しますが、私が犬猫と暮らせない団地住まいだった頃、たくさんの小動物と暮らしていました。その時フェレットを飼っていましたが、当時フェレットを診てくれる病院が茨城になく都内の珍獣を診るので有名な(^^;病院に通っていました。そこで北海道からはるばる診察してもらいに来たという飼い主さんに会って「上には上がいる~」と思ったものですが、生命あるものと暮らすということはそういうことではないでしょうか。
まぁ、北海道から東京の病院へってケースは極端だったとしても、今はネット社会です。どこに住んでいても情報を集めることは出来ます。愛すべき天使たちのためにちょっとだけ重い腰をあげてみてください。
この記事はコメントで「アラゴンのワクチンは?」と質問いただいた翌日に書きました。いつもプレビューでしかチェックしてなかったので下書きのままなのに今気つきました(^^;質問いただいたままになってしまっててすみませんでしたm(__)m